二次電池について
一次電池は、完全に放電してしまったら使えなくなってしまう、一度だけの使い切りタイプの電池です。
それに対し、二次電池は充電して繰り返し使える電池のことで、充電式電池(一般的には充電池)、蓄電池ともいわれています。
二次電池の種類は、主に6種類あります。
下記テーブルにて、それぞれの使用目的、電圧、特性等を比較しています。
パラメータ |
ニカド
NiCd |
ニッケル水素
NiMH |
鉛
Lead acid |
リチウムイオン・リチウムポリマー |
リン酸鉄リチウム
LiFePO4 |
コバルト酸 リチウム
LiCoO2 |
マンガン酸 リチウム
LiMn2O4 |
質量エネルギー密度 (Wh/kg) |
45〜80 |
60〜120 |
30〜50 |
160〜200 |
140〜160 |
120〜140 |
サイクル寿命(初期容量の80%) |
1500 |
300〜500 |
200〜300 |
300〜500 |
>300〜500 |
>1000 |
過充電への耐性 |
中 |
低 |
高 |
低:トリクル充電は不可 |
自己放電性/月 (室温) |
20% |
30% |
5% |
10% |
セル電圧 |
1.2V |
1.2V |
2V |
3.6〜3.7V |
3.6〜3.8V |
3.2〜3.3V |
形状 |
円筒型 |
円筒型 |
|
円筒型・ラミネート(ポリマー) |
使用環境温度(放電のみ) |
マイナス40℃〜60℃ |
マイナス20℃〜60℃ |
マイナス20℃〜60℃ |
マイナス20℃〜60℃ |
メンテナンス頻度 |
30日〜90日ごと |
30日〜90日ごと |
3〜6か月ごと |
不要 |
安全性 |
高(安全部品推奨) |
高(安全部品推奨) |
高 |
低(保護回路必須) |
高(保護回路推奨) |
高(保護回路推奨) |
環境への対応 |
× |
〇 |
× |
△ |
△ |
〇 |
生産コスト |
低 |
普 |
低 |
高 |
高 |
普 |
商業使用開始 |
1950 |
1990 |
1970 |
1991 |
1996 |
2006 |